ネズミ被害
我が家では、この半年間、天井の上で何かがさがさと音がしていました。気にはなっていたのですが、屋根を猫でも歩いているのかなと思い、あまり気にしないで過ごしてきました。
ところが1ヶ月前ぐらいから、明け方になると、ネズミが何かをかじっている様子であるガシガシという音がするようになりました。とてもうるさくて、気持ちが悪く、眠れません。友人、保健所と相談しましたが、業者にねずみ駆除をお願いすることになりました。駆除には10万円単位の費用が発生します。
両親の介護、4年にわたる犯罪被害者としての活動など、私の苦しい経験をよく知る友人に「ねずみの被害でよく眠れない。なんで私ばかりこんな目に合うのだろう」と話すと、「近藤さんは、自分の身に大変なことが起きるから、大変な人の声を代弁して、議会に届けてくれている。大変な思いをしている人は大勢いるはず。でも、その人たちは声を出すこともできずに、我慢して過ごしている。その人たちを代弁し、介護問題、教育問題、被害者の立場など、声にならない多くの人の思いを行政に届けることは、大変意義があると思います。何も問題意識のない、幸せな人ばかりが議員だったら世の中は全然良くならないでしょう」と励ましてくれました。
昨年亡くなられた民主党の参議院議員の山本孝史氏は、自分がガンであることを公表し、ガンと戦いながら「ガン対策基本法」の制定に尽力されたことを思い出しました。
辛いことですが、この国では、困った人が多くなっても、何らかの発言権を持つ人が「困った体験」をしなければ、何一つ変わらないのかもしれません。