双日の商権を巡る裁判の仕事にひたむきに取り組み、裁判相手の元上司に逆恨みされ殺されてしまった主人の逮捕監禁殺人死体遺棄事件では、本当に大勢の 警察の方が必死に動いてくださいました。その捜査を担当してくださった警視庁の警視の記事が東京新聞の夕刊に載りました。(以下記事参照 2005年4月13日夕刊 「心のファイル」)昨年末、我が家を尋ねて来られた笹川警視は主人の慰霊の前で「ご主人を無事にお帰しすることができず、申し訳ありません」と涙を流されました。主人を助けようと必死で動いてくださった警察の方が、また、私の家の周囲の方が「助けることができなかった」と涙で申し訳ないと言ってくださいます。温 かい心遣いに感動いたします。悪い事をしたのは6人の殺人鬼です。その誰からも、誠意ある謝罪は受け取れませんでした。刑事裁判は始まったばかりです。
来る日も来る日も、朝から晩まで、いくつものグループに分かれて地道に周囲の聞き込みを繰り返し、主人が監禁された家を見張り、我が家に在中し悲嘆に暮 れる家族を助けようと親身になってくださった警察の方々、みなさんの地道な捜査がなければ、主人は今も行方不明のままだったろうと思います。本当に感謝 してもしきれない思いでいっぱいです。こつこつと真面目に働く主人のような人間が殺され、他人のために地道にひたむきに働く警察の方々の仕事が報われないのでは、この日本はどうなってしまう のか、主人を亡くして以来、私はずっと考え続けています。
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