このところ、被害者の置かれている立場があまりにもひどいことがようやく知られてきて、被害者のために法律の制度化も検討されています。一緒に話を聞いていた方たちも、国が犯罪被害者の立場に立った視点を少しずつ受け入れ始めてきたことは当然であり、この動きを早く進めて欲しいとおっしゃっていました。
その後、マスコミの方とお話しました。その中で弁護士さんの話になりました。どこの世界もそうでしょうが、立派な弁護士、ちょっと・・?という方、いろいろです。私自身、主人を殺した犯人が6人もいるので、いろいろなタイプの弁護士さんを間近に見ています。裁判の傍聴に来てくださる方からもいろいろな意見を聞いています。その多くは、殺人を犯した依頼人に対し、殺人は何よりもいけないことであり、許されることではないことを、きちんと教えていただきたいということです。もし、その犯人が再び犯罪を犯した時、犯人を弁護した弁護士さんはどう思うのでしょうか。法的に責任はないと言いますが、加害者の人権を守ったために、また被害者を出したのでは話になりません。私の周りでは最近、どうしたら犯罪のない、苦しむ被害者のない社会になるのか、その議論が活発です。