会議では、宮崎県人権同和対策課の吉田課長から「犯罪被害者支援に関する状況について」、みやざき被害者支援センターの原崎参与から「みやざき被害者支援センターの活動について」のお話がありました。両氏の話から「この問題は、本当に真剣に取り組んで行かなくてはならない問題である」と言う思いが伝わってきました。原崎被害者支援センター参与は、「自分がこの立場に就くまでは、こんなに大変な現状があるとは思わなかった」と話されました。この言葉は、弁護士を長年務めていた「あすの会」の元代表の岡村氏がご自身が被害者遺族になられて発言した言葉と全く同じでした。原崎参与は、被害者のおかれている現状に心を痛めて、そこから支援の必要性を感じて、支援を進めていました。私は、このような方が支援センターを運営されていることが大変嬉しく思いました。
休憩を挟み「被害者の人権と加害者の人権について」と言う演題で私が講演しました。激しい雨の中、宮崎全土から集まってくださった各市町村の主管課長の皆さんは、静かに私の話に耳を傾けてくださいました。講演後、警察の方と、警察の被害者支援について等話し合いを持ちました。
会の終了後には、宮崎県人権同和対策課の職員の皆様から、「被害者ノート」作成の活動など、私の活動に対してたくさんのお褒めの言葉を頂きました。宮崎県の皆さんの優しさに触れ、温かい気持ちで東京に帰ってきました。