現在有料老人ホームのショートショートを利用している父を、総合病院に連れて行きました。ショートスティ先まで父を車で迎えに行き、病院に父を降ろして、病院の駐車場は3台しか止められないので、離れた駐車場に車を止めました。そこから診察の順番の予約券を取り、診察まで1時間以上がかかりました。
父は膿んでいる足の膿みを出すために、その場でメスを入れられて、痛みで起き上がることができなくなってしまいました。「どうぞレントゲンを撮ってからお帰りください」と看護婦さんに言われましたが、痛みで起き上がることができない父は、診察室から出ることができませんでした。少し休ませていただいてから、痛がる父を車いすに乗せて、レントゲンを撮りに行き、会計を済ませて、離れた駐車場まで車を取りに行き、父を車に乗せて、老人ホームまで帰ってきました。ほぼ半日がかかりました。膿みを出すために急に足の皮膚を切られ、痛かった父も気の毒ですが、介護者の私もへとへとになってしまいました。
老人ホームに戻ると、入居者の方の90代の奥様が、「私も調子が悪くて病院へ行って来て、その後主人が熱を出したと言うので、ここに来たのですよ」とげっそりした顔でおっしゃっていました。
50代の私でも通院や介護はへとへとになります。高齢者が高齢者を介護する老老介護の厳しい現実は深刻です。