自由演奏会
音楽関係の教師をされていた方々が、定年後、毎年この時期に音楽会を企画し、運営しています。
「小さなピアノ教室では、大規模な発表会をするのは難しいが、そこに通っている子どもたちにも大きなホールで発表会をさせてあげたい。」「区民誰もが年齢に関係なく気軽に出演したり、鑑賞したりできる音楽会があったら・・・」という発想から、関係者はそれぞれボランティアで始め、今年で8回目になります。受付も、司会も、終わりの言葉も70代~80代の方々です。
出演者は、ピアノの演奏、バイオリン、フルート、大正琴、ソプラノ独唱等、様々に自分たちの演奏を披露しました。出演者たちは、大きなホールでの大舞台で、緊張しながらもとてもうれしそうでした。観客に感想をうかがったところ、無料でいろいろな音楽を気軽に楽しめたことに喜んでいました。
「音楽をもっと身近に」「好きな音楽を多くの人と共有したい」と準備に明け暮れて、今日の華やかな舞台のお膳立てをしてくれた高齢の方々、そのパワーと社会性には頭が下がります。これこそ中野区が団塊の世代にこれから期待している公益活動のお手本になるものなのではないでしょうか。