第6中学校は来年度第11中学校と統合され、新校「緑野中学校」になります。今日は第6中学校としての最後の周年を祝う日です。校長先生も第6中学校の歴史にふれ、良いお話をされていました。
式典の2部では、6中の卒業生と6中に以前在籍していた先生が指揮を取り、コーラスが披露されました。6中のコーラスは私も毎年聴かせていただいてきましたが、心を打つ素晴しいコーラスです。中学時代の熱い思い出を胸に、卒業生と先生が最後の周年行事に集まり、大きな声で力強く歌う姿は圧巻でした。最後は在校生も一緒になり、大合唱が体育館一杯に響き渡りました。全校生徒70人余りの小さな学校の最後の式典は、感動そのものでした。
決して派手なものではありません。ただ卒業生と在校生が一緒に歌っているだけです。しかし、それができるまでには、6中を心から愛し、今日の日のために練習を続けて来た卒業生たち、70人余の生徒たち、その学校生活の1つ1つを支える先生方とPTA、元のPTA、地域の方々、そんな全員の気持ちが集まることが必要です。その歌声には皆さんのエールが全部入っているように思えてなりませんでした。素晴しい60周年の記念式典でした。
小金井市「カンガルーポケットの家」講習会での講演
午後から小金井警察署で「カンガルーポケットの家」という地域の安全のための講習会に出向き、ゲストとして講演をしました。小金井市は今年度から地域安全課を設け、防犯活動に取り組んでいるところです。子どもたちが危険な時に飛び込める「カンガルーポケットの家」等を設置するなど、いろいろな取り組みを始めた所です。
警察からは、振込み詐欺の話や犯罪状況の報告などがあり、その後、私は犯罪被害者の立場で1時間半ほど話をさせていただきました。講習会に集まって、話しを聞いてくださった方は、皆さんとても真剣で、涙をためている方もいました。講演依頼にいらした小金井市の職員は「地域の安全を考える時に、まずは、犯罪がどんなに恐ろしいものかを知ってもらい、住民の意識を高めなければいけないと思います」と話していらっしゃいましたが、その狙いは大当たりだったと思います。小金井市の取り組みは、「犯罪を実際に防ぐにはどうすればいいのかを効果的に考える」大事な自治体の取り組みであると思いました。