昨日は、シンポジウムの案内に書かれていたホテルに一泊しました。そのホテルに泊まるともらえる通行証で入れるというので、「なばなの里」と言う観光名所を20分ほど見に行きました。
「なばなの里」の園内は、季節の花が咲き乱れて大変綺麗でした。観光バスで、続々と観光客が入園してきました。まさに花の素晴らしい時季でしたので、まだ10時すぎにもかかわらず、たくさんの人でにぎわっていました。
私は所用があり2時までに東京に帰りたかったので、急いでバスに乗り込んだのですが、道路は渋滞です。伺った運転手さんの話では、皆さんがなばなの里に行かれるので道路が混んでいるというのです。三重県は名古屋から来るにはどうしても橋を渡らなくてはならないので、今日のように1点に人が集中する日は道路が大変込んでしまうそうです。街に近いので信号も多く、バスの運転手さんは、道路の渋滞を、私にしきりに謝っていました。観光と街づくり計画の必要性、地方の道路整備等の必要性など、わずかな時間でしたが、身をもって経験しました。
子どもの保護者会
東京に戻り、娘の通う学校の保護者会に出席しました。
三重県の車の渋滞で、少し送れて出席したのですが、教室に入って驚きました。教室は保護者で一杯で、座る場所を探さなければならないほどでした。これまで私が出席した、小・中学校の保護者会と言えば、10人をやっと超える程度の出席がほとんどだったのですが、高校の教室にはびっしりのお母さんたちです。保護者会が土曜日であること、新しいクラス、カリキュラムがいろいろ変更になる事など、理由はありますが、保護者の方々の学校への関心の高さを感じました。
先生の話の中には驚くことが何点もありました。
昨年の入学式の時、校長先生が「この学校ではいじめは許さないです」とおっしゃっていたのですが、悪質と思われるいじめがあったため、その生徒にはすでに学校を辞めてもらったそうです。人として人を傷つけることには、絶対に許されないので、比較的短い時間での「退学」と言う決断です。このようなメッセージを学校が発信し続けていることに、私はとても共感しました。
一方で、生徒が勉強や運動でついていけない場合は、泊り込みでの補習や早朝特訓のような別の機会を与え、頑張らせています。
また学級委員はクラスの成績優秀者10名の中から決めること。バレーや野球など全国的にも活躍している部活の大きな大会には全校を挙げて応援にいく。など、競争心を持たせることの大事さ、協力することの大事さ、など、どうすれば仲間を大事にしながら向上心をもたせるかについて、いろいろ考えて取り組んでいることが伺えました。
部活動が盛んな学校は、たとえ自分の子どもが活躍をしていなくても、学校の名誉をかけた試合に、生徒も保護者もわくわくするものです。保護者会の後は、1年時のクラスのお母さんと集まり、春の高校バレーボール全国大会優勝の話と、野球部など厳しい部活動の話し聞き、また、それとは対照的に、集まった保護者の子どもたちのおっとりした文化部の活動の話で盛り上がりました。