近藤 さえ子 公式ブログ 小枝日記

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8月31日  



「ゆう杉並」


 杉並区にある「ゆう杉並」を視察しました。「ゆう杉並」とは、区立の児童青少年センターと男女平等推進センターとの複合的施設です。

正面玄関
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 私は以前から「中学生の放課後の居場所」を考え、クラブ活動の充実を議会で取り上げてきました。しかし、一部の運動部や、わずかな活発なクラブ活動に属している生徒たち以外は、どこにも居場所がない生徒が少なくない現実を見てきました。小学校までは児童館があり、何をするわけでもなく、立ち寄れる場所があり、声をかけてくれる友達、職員に出会えました。中学生になると、少ないクラブ活動の中から選択して活動する以外、学校から離されてしまうので、行き場を失う生徒たちが出てきます。若い育ち盛りの生徒たちが、お金を使わずに、自由に放課後を過ごせる施設、それが「ゆう杉並」です。

 「ゆう杉並」の中には、体育館、ドラムやアンプなども用意されたスタジオが3つ、ミキシングルーム、演劇などができるホール、工芸・調理室、集会室が2つ、時間制でゲームができる部屋、学習ができる部屋、自由に遊べるロビー等があり、その中で中高校生が楽しそうに過ごしていました。1日平均200人ぐらいの利用があるそうです。もう10年も前に作られたものですが、中高生の居場所のために、多くの税金を投資し大型施設を作った杉並区の姿勢に、子育てに力を入れていることを強く感じました。

ホール
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ミキシングルーム
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学習室
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 18歳までが使える施設です。施設を作るところから、運営、行事、すべてを、子どもたちが話し合いで決めて来ました。

 そして私が最も感心したのは、いろいろなスポーツをしている体育館に4人のスタッフ、演劇の練習に1人のスタッフ、ドラムや機材を指導するところにもスタッフ、とあらゆる場所に大人がいることです。多くの大人に見守られながら、子どもたちはのびのび自分たちの好きなことに取り組んでいました。子どもたちの自主力で何かをやらせるためには、その下支えに多くの大人の力が必要なこときちんと理解して運営されていることが伝わってきます。私がいつも訴えている「子どもたちを正しい道に導いてくれる大人を」「一緒に考えてくれる大人を」、この施設には子どもたちの周りに、その大人たちがいるのです。

 中野区では、現在運営中の児童館を減らし、中高生館を作ろうとしています。もちろん「ゆう杉並」のような大きな施設ではないのですが、職員を減らして、児童館数を減らして、とにかく中高生館を作るという考えです。他区でも中高生館を作ったが子どもたちが来ないと言うところもあるそうです。いくらお金をかけて建物を作っても、そこに、子どもたち自身が居心地の良い場所になるように話し合い、導いてくれる大人の存在があるのではなければ、ただの要らない建物になってしまうのです。子どもたちを長年育ててきた指導のプロによって忍耐強く努力がなされて、初めて成功へと繋がっていくのです。

 常勤・非常勤いろいろな職種職員28名が実際に子どもたちに関わる「ゆう杉並」。贅沢なほど充実した子どもたちの居場所でした。杉並区長、杉並議会の子どもたちの周りの職員を削減しない姿勢は羨ましい限りです。2月にはこの施設を安倍総理大臣も視察されたそうです。政府は少子化対策に力を入れているのですから「ゆう杉並」を見て、子どもたちを取り巻く人材の必要性を感じていただけたかと思います。

 また、壁には杉並区が力を入れて取り組んでいる犯罪被害者支援のポスターも貼られていました。日常の生活の中で、子どもたちの頭には「犯罪被害者」と言う言葉が入っていきます。子どもたちは、区が被害者に対して一生懸命取り組んでいることを知れば、自分は加害者にはなりたくないと思うのではないでしょうか。

犯罪被害者支援のポスター
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 これから中野区の児童館が変わっていきます。この「ゆう杉並」は大変参考になる施設でした。改めて職員の大切さを教えてくれました。しかし、中野区では、子どもたちの周りの職員を削減し、一方で他の区もしていないような副区長のポストを増やす予定です。私は反対しますが、議会の多数決がすべて区民の民意なってしまいます。これも中野区民が選んだ方向と考えるしかないのでしょうか。

8月30日  

 

 財政勉強会

  無所属の議員の有志で9月の決算を控えて財政の勉強会をしました。


 環境対策特別委員会 傍聴

「地球温暖化問題について」 
住明正氏(東京大学 サステイナビリティ学連携研究機構 地球持続戦略研究イニシアティブ総括ディレクター・教授)のお話を伺いました。

8月27日  



「虹と緑」全国大会

全国の地方議員が主催する「虹と緑」全国大会という会で、前我孫子市長の福嶋浩彦氏 を迎えて「自治体破綻時代を迎えて スリムな行政と大きな福祉へ 」と言う講演を聞きました。 

 我孫子市長の時に福嶋氏が取り組んだ数々の取り組みは、感心するものばかりです。

特に官がやっていた事業を民間に移していくときに、どういう業者を選ぶか、どこがやるかと言う審査の基準は、「市民の利益」に置いている点です。我孫子市では市民にとっては「変えることイコール今以上になること」が絶対条件であると取り組んできたそうです。

どこの自治体でも官から民に事業を移しはしましたが、まず予算をカットできると言う面が最優先されて、サービスの向上はあまり重要視されていないと感じます。中野区では、一期目、私が厚生委員会の時、保育園、幼稚園、福祉施設などの民営化を決める時に、その選定委員に区民は入れるのか?と言う主旨の質問をしました。中野区では当然、区民は決定の場に参加することはできませんでした。

我孫子市では「聖域にこそ市民参加」を掲げ、予算編成さえも市民に参加を呼びかけているのです。また、「市役所はスリムで効率的に。」だそうです。日ごろ私が強く思っていたことですが、実践できている市もあるのです。福嶋氏が取り組んできた改革を取り上げ、中野区でも「区民の利益が最優先」をこれからも提案していきたいと思います。

8月25日  

 

子ども会打ち合わせ

 夏休みが終わるとすぐに子ども会の秋の行事です。
花火大会の反省と秋のバスハイクの打ち合わせをしました。




「豊ヶ丘学園」からの作文

 愛知の少年院「豊ヶ丘学園」から、私の講義を聞いて少年たちが書いた作文が送られてきました。

 どの子どもの作文も想像していたよりずっときれいな字で、丁寧に書かれていました。被害者の生の声を聞いて、被害者のつらい立場を初めて知ったということを多くの少年たちが書いていました。こんなつらい被害者を2度と出さないように誓ってくれた少年もいました。私を励ましてくれる文章もありました。
 また、加害者は社会によって守られ、被害者が守られていないことを知り、自身が加害者であるこの少年たちさえも、被害者に対して社会は何と冷たいのかと言う趣旨のことさえ述べていました。自分たちは3食不自由なく食べることができるのに被害者にはそれさえも保障されていないことに愕然としたようです。苦しみ、悲しむ被害者も、加害者が少年院で暮らすことを支えるために税金を払っていることの矛盾にまで気がついてくれた少年もいました。

 私は中野区に対し、被害者に対する取り組みを進めることを重ねて訴えていますが、犯罪を行った少年たちでさえ、国や自治体の被害者施策があまりにもないことを再認識したようです。私の話を聞いて、彼らはたくさんのことに気づいてくれました。

・ 再犯は絶対にしない。
・ 被害者に詫びることを1番に考える。
・ 自分も(私の主人のように)一生懸命働くことに目覚めた。
・ 少年院で過ごせる有難さに気づいた。

少年たちの作文を読みながら、少年たちに再び罪を犯させないために「被害者講和」を取り入れている豊ヶ岡学園の取り組みは、素晴しいと改めて思いました。被害者に対して本当に悪いことをしたと思うことによってしか、再犯を防ぐことはできない、多くの罪を犯した人たち、またそれに関わる職業の人たちが気づいてくれることを心から願います。

8月23日  

 

 豊ヶ丘学園で講演の後、名古屋に滞在しました。

いままで、愛知県は新幹線で通り過ぎたことはあっても、観光に来たこともありませんでした。2日にわたり名古屋市近辺を見学しました。名古屋駅から電車で小1時間の所にたくさんの見所がありました。国宝の犬山城、名古屋城など古い文化、活気のあるものづくりの街であることを示す博物館、ブランド品の華やかな店がたくさん並ぶ女性たちでにぎわう街、シャチやベルーガ(白イルカ)、ペンギンなどが見られる名古屋港水族館など古い文化と新しい文化と自然がうまく調和した場所でした。

市内で乗ったタクシーの運転手さんに、「東京にもあんな建物はないでしょう?」と指差された建物は、モード学園のビルで建設途中でしたが、ビル全体がひねったツイストのようになっている黒い斬新な建物でした。名古屋の街の勢いを感じて帰ってきました。

名古屋城
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by kondou-saeko | 2007-08-23 23:35 | Comments(0)

8月21日  


 
豊ヶ岡学園

愛知県豊明市にある少年院「豊ヶ岡学園」へ行きました。
 
 少年院とは、家庭裁判所から保護処分として送致された少年に対し、社会不適応の原因を除去し、健全な育成を図ることを目的として矯正教育を行う法務省所管の施設です。
 豊ヶ岡学園では、更生教育の1つに被害者の視点に立ち、自己の行為を見つめさせる「被害者講座」を取り入れています。

 私は講師として招待を受け、2時間ほどお話をさせていただきました。少年たちは、私の話を身動きもせず、目を逸らさずに、背筋を伸ばした姿勢で2時間、聞いていました。40人ほどの少年たち、ほとんどの子が優しい表情で、ある子は目を潤ませながら、一生懸命聞いていました。被害者が置かれた立場がどんなにつらいものであるか、それはあなたたちが起こした行動と同じであり、とても傷つけられた人がいること、どんなことがあっても人を殺めてはいけないことなどを話しました。

 講演の前後、豊ヶ丘学園の園長である横江俊郎園長といろいろなお話をさせていただきました。園長は、「少年たちに被害者の声を聞かせ、罪をきちんと受け入れることをしなければ、更生したことにならない」また、「子どもたちを指導する職員たちにも被害者の話しを聞かせることは、大変重要なことである」とおっしゃっていました。1人1人の子どもたちと日々向き合い、職員たちの意識を高め、人間がどうしたら更生するのかと言うことにきちんと向き合い仕事をされている園長の方針に感銘を受けました。

 園長と私の共通の思いは、少年たちが少年院に入る前、また出た後に、子どもたちの声をきちんと聞いてくれる、家庭、学校、その他の環境がなくては、少年たちだけに真面目な生き方を求めることは異常に厳しいということです。借金取りに毎日追われる家族、毎日のように暴力を振るう親、そんな環境で育った子どもたちは、ある意味で社会の被害者でもあります。加害者になって初めて自分と向き合ってくれる大人、少年院の職員と出会うのではなく、罪を犯す前に、罪を犯すことは許されないことであることを親身になって教えてくれる大人の存在が必要なのです。私は、被害者になる前から、今の子どもたちの社会に何よりも必要なのは、「子どもたちを正しい道に導いてくれる大人の存在」だと思っていました。今回、豊ヶ岡学園を訪れ、益々その思いは強くなりました。

8月18日  


小枝通信へお手紙

 報告書「小枝通信」の発送終了後、通信が届いた区民の方、また区外の知り合いの方から、毎日のようにお手紙をいただきます。丁寧に読んでいただき、ありがとうございます。

私の報告書はお知らせしたいことが多くて、字が細かく、ご高齢の方には読みにくいと思います。それにもかかわらず、隅から隅まで読んでくださり、共感する意見を添えたお手紙をたくさんいただきます。

 この報告書を作る作業は、議会と議会の合間、地域活動やPTA活動等の合間、様々な活動の合間の時間に必死におこなっています。喜んで読んでくださる方がいることは、本当にうれしく、励みになります。ありがとうございます。

8月16日  



猛暑
 

 猛暑が続きます。岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市の2カ所で史上最高気温40.9度を記録しました。

東京でも夜間の気温が30℃を下がらず、寝苦しい夜です。
高齢者や身体の弱っている方は、寝ている間にも熱中症にかかり、生死にかかわります。できるだけ多くの水分をとって、暑い日中は無理をせず、夜もできるだけ涼しくしてお休みください。一人暮らしの高齢のご家族のいらっしゃる方は、普段以上にお体の調子に気をつけてあげてください。
もちろん元気な子どもたちも大人も、熱中症に気をつけましょう。ちょっと、気分が悪くなったと思ったら、無理をしないことです。

天気予報などで伝える気温は地表1.5メートル程度の日陰で風通しのよいところの気温です。実際の街路などの温度はそれ以上になっているわけで、もやはこの暑さは殺人的と言っても過言ではありません。本当に注意してあげてください。

 8月13日  



 東京都現代美術館


 江東区にある東京都現代美術館に「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」を娘と見に行きました。「隣のトトロ」、「魔女の宅急便」、「ハウルの動く城」などの人気の作品がたくさん展示されていました。大変な人気で、込み合っていました。私たちは、開館と同時に入場したのですが、「昨日来たが入れなかったので、もう1度今日来た」という方もいました。1時間後には、入場するのに2時間は待つとのことでした。炎天下の道を駅から15分ぐらい歩いてやっとたどり着き、2時間も待つのではたまりません。夏休み、お盆で1番込む時なのでしょうが、ジブリ人気に驚きました。

ご近所に住んでいる方は、「うちはこの近所なんだよ」とうれしそうに言っていました。広い公園と美術館が家から近いところにある。江東区民はうれしそうでした。

8月9日  



 区民委員会

○中野区区有施設耐震改修計画(案)について
○中野区就労及び求人支援サイトの開設について
○廃棄物処理手数料の改定について
by kondou-saeko | 2007-08-09 23:56 | Comments(0)

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