中野・コンポストの会
家庭の生ゴミを堆肥化、その堆肥を農家に提供、出来た野菜を生ゴミ提供者が購入すると言う地域内資源循環のモデルをつくっている「あさお生きごみ隊」の奥山玲子氏のお話を伺いました。
奥山さんは川崎市麻生区の市民です。自ら、地域の約30世帯の生ゴミを「あさお生きゴミ隊」の会員と共に、レンタカーで集めて農家まで運ぶ活動をしてきました。現在は、回収部分は市が行う、川崎市との協働事業になったそうです。
「ゴミを減らしたい」「循環型社会を作りたい」その強い思いが行政を動かした。素晴らしいことだと感心しました。
本会議
一般会計補正予算上程のため、臨時会が開かれました。
平成20年度の予算に1億6522万7千円の歳入歳出が追加された議案が上程されました。緊急雇用経済対策・雇用対策のための臨時会でした。
区民委員会
本会議で上程された補正予算の区民委員会付託分を審議しました。
区民委員会所管分、補正予算は、
○商店街活性化支援240万円(空き店舗等家賃補助等)
○経営支援2803万7千円(事業資金の調達支援・緊急経済対策資金)
○雇用・就業支援75万円です。(IT資格・研修受験料補助)
上記の中で、「商店街活性化支援」の内容が空き店舗等家賃補助、改装費、イベント会費、各2件となっていました。私は、空き店舗2店舗に対し緊急に補助する理由がわからず、その内容について質問をしました。
答えは、「中野区に出店したいと事業体の声に答えたい」また、「改装によって建築関係の業者を助けることになる」と言う内容でした。
それで中野区の「商店街活性化支援」になるのでしょうか。
商店街そのものを活性化することには結びつかず、本当の意味での「商店街支援」にはならないと考え、さらに「今後の商店街全体の活性化につながる事業に支援していくべきではないか」と質問しました。
地域の商店街の新年会などで、「高齢者への配達事業など、区民にも商店にも必要な事業を考えるべき」と私は以前から発言していますが、商店街連合会等の団体や一般区民も、税金の遣われ方をしっかりチェックしていく必要があると感じました。
区の職員は、商店街のことより、目先の声の大きい要望に答えることが最重要な仕事であると考えているようです。
区が打ち出している「商店街活性化支援」は、商店街の活性化と言うより、建設・建築業の活性化の緊急措置にウエイトを置いていることが伺えました。