とても良い卒業式でした。
2クラスある6年生の1クラスの担任の先生がご病気で入院中のため、卒業式に参列できませんでした。
卒業生は卒業証書を受け取る前に、段上で、1人1人、それぞれの未来に向かって、なりたい職業や希望などを発表しました。その時、何人もの生徒が、病気になられた先生に教えていただいたことに感謝する言葉言っていました。そして卒業証書授与の後、その先生からの手紙が読まれました。病気の先生も生徒も他の学校の先生方も保護者も様々な葛藤、苦労をして今日の日を迎えたことが伝わり、大変感動しました。参列していた来賓も皆、感動していました。この式で地元の中学校の先生にお会いしたので、私は「皆、こんなにいい子です。こうやって感動の卒業式を終えて中学にいきます。どうぞこの子どもたちをよろしくお願いします」と言いました。先生は笑ってうなずいていらっしゃいました。
卒業式が終わってから校長室で、学校を支えてくださる地域の方々とお話をしました。卒業生の保護者を良く知っている地域の方は「よく育てたわ」と涙ぐんでいらっしゃいました。
また、来年度から始まるU18事業に対して「児童館ではなく、空いた学校のように体育館など広い施設が使える所がいいのではないか」という意見をいただいました。私が議会で何度も発言しているのとほぼ同じ内容でした。こんなに近くにいる方にも、私が発言し続けている内容が伝わっていないことがわかり、がっかりすると同時に、さらに伝える努力をしなければいけないと思いました。
子どもたちを支える地域の人たちにできることは、1人1人への子どもへの対応はもちろんですが、自分たちの意見が挙げられる区議会に変えていくことも重要です。昨日の日の丸掲揚なども一例です。今日話が出た「U18事業」や「芝の校庭」「学校への防犯カメラ設置」など、新しい「物」には予算が付き、学校現場は振り回されますが、最も大事な子どもを育て、見守る「人手やサービス」は縮小されて行きます。
地域の方との懇談の中にいて、自分の意見と同じ意見を持つ人を議員として、区議会や都議会に選んでいただきたいと切に思いました。