高校の修学旅行説明会
今日は娘の高校の修学旅行の説明会と保護者会がありました。娘の高校では船で沖縄に行きます。往復6泊を船の中で過ごし、1泊だけ沖縄のホテルに泊まります。せっかく沖縄に行くのに沖縄にいるのは1泊だけです。入学する前から変わった修学旅行とは思っていましたが、今日説明を聞き、改めて、学校の意図が分り、感心しました。
修学旅行に行く前から沖縄の歴史を学び、3日目には、戦艦大和が沈んだ場所で洋上戦没者慰霊祭を行うそうです。船の中では、テーブルマナーを学びながらのフルコースの食事時間や、映画、綱引き、集団縄跳び、演芸大会、など、上げ切れないほどのメニューがあります。
この学校が生徒たちに求め続けている「集団で助け合って生きることのできる人間を作ること」「仲間を大切にすること」を実践する場としての修学旅行で、観光地を見ることで終わってしまう修学旅行とは全く異なります。日本人として日本の歴史を理解し、その国で大人になっていく子どもたちが、友達と協力し合うことで最高に楽しい思い出を自分たちの手で作る時間を提供しているそうです。普段得られない特別な時間、果たしなく続く海を見ながら、家族について考え、自分の未来について考え、子どもたちはたくましくなって帰ってくると言う校長先生のお話でした。