真鶴町視察
神奈川県真鶴町は人口8617人(平成20年8月現在)、面積7.02㎢、定置網漁とみかん農業、石材業、そして観光が主産業の小さな町です。この町が全国的に有名になったのは、「真鶴町まちづくり条例」通称「美の条例」を全国で初めて施行したことによってです。
まちづくりの3つのルール(土地利用のルール、美しさを誘導するルール、話し合いのルール)をつくり、大規模開発をさせない、自分たちが暮らしやすい町を行政と町民が一緒に作ってきました。
全国から多くの人がこの町を訪れ「美の条例」の説明を聞き、それを元に作られた風景を視察して行きます。今日は土曜日、大雨の中でしたが、職員の方が案内と説明をしてくださいました。
ある日突然、隣に大型マンションが立つ計画があがっても、景観にそぐわないどぎつい色のアパートが建設されても、法的に止めることが出来ないのが、今の中野区の現状です。私は前回の一般質問でも「中野区にもまちづくり条例を作るべき。」と質問しましたが、真鶴町の「美の条例」は大変参考になりました。


「美の条例」で作った「背戸道」と呼ばれる路地がいくつも続いています。
静かに散策できる場所が町に何箇所も作られています。草花の植栽は住民たちの手で行われています。石垣は地場材料の小松石です。

コミュニティ真鶴
住民たちの集いの場です。自然と調和した木の家です。