本会議一般質問
本会議で一般質問をしました。
質問の1つ目は「犯罪被害者等基本条例」です。
昨年中野区に「犯罪被害者等相談支援窓口」ができました。DVの被害者で身を隠したい人などが、すがるような思いでこの窓口に相談に訪れます。職員は、警察への付き添いや支援NPOな等機関の紹介などを行います。「これまで、どこに相談したらいいのか分らなかった」と言う被害者からは「窓口があってよかった」と大変喜ばれています。
しかし、他の自治体で実行されている施策・支援、例えば保育の一時預かり、就労支援、一時的な住宅貸与支援など、被害者が「すぐに欲しい」具体的支援については、中野区ではまだ始まっていません。区としての支援策がきちんと検討されていないため、傷ついた被害者を前に、現場の職員は大変苦労をしています。犯罪被害者の問題に力を入れている他の自治体の多くには、条例があり、職員はもちろん住民にも、はっきり見える形での支援策が整っています。中野区にも他の先進自治体のように条例を制定する必要があることを私は求めましたが、区長の答弁は、「条例に根拠づける必要はない」と言うものでした。中野区長には、被害に遭い、身を隠しながら耐えなくてはならない人間の苦しみなど、とうてい理解できないものなのかもしれません。
被害者支援に力を入れている他の自治体の首長たちは、その条例の持つ意味をきちんと理解し、条例を作り、「被害者に優しい自治体を作ることは、ひいては犯罪のない自治体を作ることになる」と住民に理解を求めています。
中野区の幹部職員たちにはまだ理解が出来ていないようで、大変残念です。
質問2つ目は、「ごみの不法投棄について」。
ごみ集積所に出されるごみについて、ルール違反があまりにも多く、住民同士の助け合いの範囲では間に合わない部分を質問しました。
この質問では、ほぼ私の意見に沿った答弁をいただきました。小規模集合住宅のごみ置き場の基準の拡充・強化が図れる見込みになりました。
質問の全文は「小枝ネット」「私の議会報告」に後ほど載せる予定ですので、ご覧ください。