第5回築地市場を考える会
東京都は現在中央区にある築地市場を、江東区豊洲に移転させる計画を進めています。豊洲に新たな市場を建設し、築地市場をまるごと引っ越しさせる計画で、予定では2014年に新市場開場です。
この豊洲の新しい建設予定地は、元は東京ガスの所有地で、その土壌や地下水は、基準地をはるかに上回るベンゼン、シアン、水銀など、有害物資に汚染されていることが調査でわかりました。
果たして日本の、そして私たちの「台所」は安全なのか、また、豊洲移転に伴い、そこで働く労働者の再編、合理化も必須です。築地市場では、2008年12月末現在、水産部、卸売業者7社、仲卸売業者762件、青果部、卸売業者3者、仲卸売業者108件存在し、167の関連事業者が入っています。これらの企業には1万人の労働者が働いています。この築地関係者から移転反対運動が高まり、市場関係者、学識経験者等による勉強会も行われています。
私も、23区の無所属の議員たちとともに、「有害物資の危険性があるのでは移転をしないように」とする要望書を東京都知事に出しました。
今日はもう少し詳しく、卸売市場再編と築地市場移転問題を勉強しました。