東京都議会議員選挙
東京都議会議員選挙が行われ、当日開票の結果、民主党が圧勝し、1党で都議会の過半数を占めました。
今回私は、無所属の1区議として、民主党の新人議員の応援をしました。その候補者が、区民の話をきちんと都政に挙げてくれる人だと感じたからです。彼はトップの票で当選しました。
自民党議員は「国政自民党の混乱に巻き込まれてしまった」「麻生内閣への批評を都議会が受け止める形になった」と言います。石原都知事も「(国政の混乱に巻き込まれ)非常に迷惑な結果となった」と評していました。
選挙の現場にいると、大勢の区民から声をかけられました。その中で、強く感じたのは、区民は必ずしも「国政自民党の混乱」だけを判断基準にしてはいないということでした。
今、東京都は、様々な問題を抱えています。
多額の税金を投入した赤字の「新銀行東京救済」、土地の安全性や労働の再編等多くの問題を残しながら多額の税金をかけて進む「築地市場移転計画」、そして、招致にあまりに多額の金をつぎ込みながら「是が非でも東京でオリンピックを!」と突っ走るオリンピック招致。この一方的にも感じられる施策に都民は疑問を感じています。自分たちの身近な問題について考え、厳しい生活の中で税金の使われ方について疑問を感じる都民の意見が、今回の選挙結果に反映されたように思えます。
「私は、区議は自民党の○○さんに入れているけれど、国会は民主党の○○さんを支持しているから今回の都議は民主党に入れる」という方もいました。
中野区の区議会は、これまで「都が決めたこと」には、与党が諸手を挙げて賛成し、区としての判断はほとんど考えることなくきました。
新しい都議会が今後の区の方向にどのような影響を持つのか、皆さんで見て行きましょう。