私は犯罪の被害者遺族になってから、犯罪の被害者も加害者も出さない「命の教育」を推進してきました。おそらく日ごろはやんちゃな生徒たちなのでしょうが、皆、真剣に私の話を聞き、涙を溜める生徒、じっと考え込んでいる生徒等、人の心の痛みを理解してくれたように見えました。
中学時代は「当然のこと」とわかっているのですが、大人になると、自己可愛さから、人を殺してしまう人がたくさんいます。何処かで、誰かが、殺人は絶対にいけない事であることを子どものうちに教える事が必要であると思います。これからも、犯罪のない社会にするために、人権教育に命の教育を取り入れて行きたいと考えています。