グループホーム、児童館訪問
高齢者のグループホームと、児童館を訪問しました。
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区民の方が、今回の区長選について、私のブログにご意見(コメント)を寄せてくださいました。
そのご意見は次のようなものです。
―現在の中野区の子育て施策には不満があり、そのために他区へ転居していく子育て仲間が多い。その点においても現区長の続投は残念である。反体制の候補者が一本化できなかったことが大変残念だった。―
大変貴重なご意見をいただきありがとうございました。まさに、この方のご意見を反映させたく、私は今回、「こどもが最優先」の奥田候補を応援してきたのですが、選挙が終わり、お返事をする機会が持てず、このブログ上にてご説明させていただきます。
私は、当初より「お母さんの声を区政に」と言うキャッチフレーズを掲げ、子育て中の母親の声を区政に届けようと議員に立候補し、区議を務めています。
今回の区長選挙も、「子どもが最優先」を中心に区政を変えたいと強く願う奥田氏の意見に賛同しました。
現在の中野区の子どもの施策が置き去りにされていく現状を、早くになんとかしなければ、中野区はファミリー層が住もうと思わない自治体になってしまうという緊迫した思いです。子育て中の若いファミリー層が区外に退出していってしまう現状は、ご指摘の通りです。
もちろん他にも問題は山積しています。高齢者、障がいを抱えている方に対する取り組みも待ったなしの早急に取り組むべき課題です。これらの差し迫った問題はなんとかしなくてはならないと様々な形で検討課題に上がります。
しかし、子どもたちのことは、個人の問題として、学校任せ、個別の家庭任せにされてきました。「子どもたちは放っておいても育つから」と放っておかれ、誰からも見てもらえない子ども、虐待から逃れられない子ども、落ちこぼれたきり先に進めない子どもが大勢います。そして、彼らが成長した時、生きる力がついていないので何もできない、就職もできず引きこもってしまう等、社会的に大きな問題が浮かび上がってきている現状です。
この「子どもを育てる」仕事を、自治体の大事な項目としてしっかりと捕らえ、私たちの将来を担う子どもたちを社会の責任としてしっかり支えていく自治体を目指したいと私は考えます。
メールをくださった方もきっと同じ思いでしょう。
しかし、今中野区の現実はどうでしょう。現教育長は、かつて出勤していない職員のタイムカードを押し、不正に税金を使い、区民に訴えられた裁判で非があると咎められた職員です。この教育長の人事は、行政の中での持ち回りなので、教育に対する専門性や子どもたちに対する情熱がほとんどない人が長になることも多いのです。「予算がない」と言って児童館の売却を考えながら、区長の退職金1500万円×3期は当然であると考えている状態は、決して予算が豊かでない自治体として非常に残念な税金の使い方であると思います。それでも、圧倒的な現職の強さ、現区長を担ぐ中野区の与党議員の力の前に、税金の使われ方はまた4年間変化なしです。
今の体制を変えたいと現職区長以外に投票した区民の票(4人合わせて39,000票)は、現区長(35,000票)より多かったのですが、メールをくださった方のおっしゃる通り、現区長に対抗する候補者を一本化できなかったことで、現状の改革は叶わぬこととなってしまいました。
当然、現職に対して対抗する候補を一本化しなければ票が割れてしまうので、現状を変えたい議員や推薦する区民の方々の中では、一本化に向けて調整作業もしてきました。しかし、それぞれの候補者が、他の候補者の考え方や政策には乗れないと判断したため、各候補者の立候補をとどめることはできませんでした。
そこに、公示ぎりぎりになって、突然「みんなの党」が候補者を立ててきました。それまで長期にわたり今回の区長選に向けた区民との話し合い等を全く無視した、参議院選に向けての宣伝としか思えないものでした。
「反現区長」の票はますます割れ、投票率も上がらず、自公与党の組織の力は大きく、大変残念な結果となりました。
区政を変えたいと思い、応援してくださった皆さんには大変申し訳ない結果となってしまいました。
私は、今後も区民にとって最も大切な施策は何か、税金の使われ方はどうか、考え、皆様にお伝えし、皆様と話し合いながら、議員として活動していきたいと考えています。どうぞ、皆様のご意見をお寄せください。