パソコン室
区役所の議員控室に行くと、今まで無所属の議員の使うパソコンが置いてあった部屋が、自民党の部屋に変っていました。パソコンは、民主クラブの部屋を間仕切りした畳1畳程度の部屋に置かれていました。
これは、先日の区議会議員補欠選後、自民党議員が一人増えたため、部屋の配置を変更したものです。議員1人には約7.5㎡の部屋の面積が与えられています。中野区議会は自民党が15人、公明党9人、共産党7人、民主クラブ4人、無所属が3人、2人、1人と言う部屋の構成になっています。当然大会派は大きな部屋で、自民党の部屋は約113㎡あります。
選挙には税金が使われますが、その結果に対しても、区民がほとんど気づかない所で、さらに税金が使われています。この無所属のパソコン室を民主クラブの部屋を区切って使えるようにするために、80万円以上が使われたと言うことです。来年の4月には区議会議員の選挙がおこなわれます。後1年間を切るこの時期に80万円もの税金を使って、間仕切を作ったことになります。
説明してくれた職員に対して、私は思わず「もったいない」と声を出してしまいました。しかし、これらの区議会の中野ルールは、交渉団体代表者会と言う5人以上の議員がいる会派の代表が決めているので、私には、その会に出席することも、そこで意見することもできません。
区長選挙と、区議会議員の補欠選挙が終わり、今月の23日から新しい体制での議会が始まります。副区長が退任し、里まち連携を行っている千葉県館山市の市長選挙に立候補すると言う噂も耳に入って来ます。
区民が選んだ区長や議員はどんな仕事をするのか、税金はどのように使われ方をするのか、中野区は今どこに向かって進んでいるのか、選挙が終わってからこそ、ぜひ皆さんに強い関心を持って見て行っていただきたいと思います。