警察大学校等跡地地区にある現中野区立中央中学校の前(中野寄り)には、当初、国家公務員宿舎が建設される予定でした。これに対し、中学校が建物の陰になるなど、区民の方や学校関係者から心配の声が寄せられていました。
私は、そもそも中野駅前の一等地に公務員宿舎は必要ないと考え、その意思を表明していました。
今回、国の事業仕訳の結果に基づき、国家公務員宿舎全般のあり方についての見直しが、今夏を目途に明らかにされるということになりました。
国家公務員宿舎が同地に建設されないとなれば、同警察大学校等跡地地区に整備中の公園機能を強化する方向で区は考えています。国の事業仕訳が、中野区民が集える場所の確保に繋がるのであれば、政権交代の影響は区民にとっても大きいと言えるでしょう。
委員会終了後、現在工事中の警察大学校等跡地地区を視察しました。
ちょうど電線を地中化する設備の工事をしているところでした。
電線地中化の説明



第四中学校区地区懇談会
中野区では昨年度から、地域の子どもや家庭をめぐる課題の解決に向けて協議し、家庭・地域・学校の連携を深めることを目的に、中学校区に地区懇談会を設けています。
私は北原児童館運営協議会から、昨年度は緑野中学校区地区懇談会に出席し、今年は第四中学校区地区懇談会のメンバーになりました。
「今、求められる中高生支援とは!」と言うテーマで第四中学校の校長先生の話「挨拶の大切さ」と、大和児童館の職員による児童館に来館する中高生の様子の報告を聞きました。
児童館の職員は、事務室に中高生たちが集える「VIP室」を作りました。職員の部屋の隅を衝立で仕切った場所は、ソファーがやっと1つ置ける広さです。その衝立には、大きく「VIP」と書かれ、中高生の居心地の良い特等席となっています。
また、地域のある方は、生徒たちの登下校時間に毎日通りに出て声をかけていると言います。生徒たちに嫌な顔をされ、ひどい言葉をぶつけられることもしばしばだそうです。それでも「今日で引っ越します。今までありがとうございました」と引っ越しの挨拶に来た若者もいたそうです。まさに校長先生がおっしゃる「人と人をつなぐ一歩は、まず挨拶」のお手本のようなお話でした。
また、別の方から、障がいがある生徒の児童館の活用の仕方等の話も出ました。
中学校の校長、副校長、小学校2校の校長、副校長、児童館2館の職員、保育園の先生、そして地域で様々な活動をしている人たち、皆で、地域の中・高校生を見守っていこうと話ができた、大変良い懇談会であったと思います。