区民委員会で採択された第9号陳情「『(仮称)区民活動センター』への職員配置について」は、職員を配置することが賛成多数で決まりました。区民の多くのが、公共の施設に職員が一人もいなくなることに不安を感じ、また、法律違反にもなりかねない区長の方針に、与党である自民党・公明党もNOと答をだしました。
この議案に対し、無所属の議員1名だけが反対しました。公共施設から職員を排除し、指定管理者制度を導入するでもなく、「区民の皆さん」で運営・管理する方法に賛成を表明する考えは、私には理解できません。
2人目の副区長が決まりました。
阪井清志氏、国土交通省からの出向です。
先日の一般質問で私は、「助役的な要素が強いのであれば、副区長は1人で十分ではないか」と言う質問をしました。その返答は「副区長には、区長の立場からの調整への関与を集中させることで効果的なものにしていく」という内容でした。
国土交通省の職員が、区長を補佐するために、わざわざ副区長職として中野区に来る必要があるとは私には全く感じられません。中野区は職員を少しでも減らしたいと考えているのですから、区長を補佐する副区長がどうしても2人必要であるのなら、わざわざ国土交通省から公務員を連れてこなくても、中野区の職員で補えるのではないのでしょうか。
また、まちづくり等に国土交通省職員が必要であると言うなら、その職員が区長の助役的な任務を行う「副区長職」でなくてもよいのではないでしょうか。区長を補佐する仕事に、中野区の事を知らない外部の人間は向いていないと思います。
阪井氏と交代する西岡副区長も国土交通省からの出向でした。韓国に視察など行かれていました。西岡副区長は以前、「中野区の仕事はいろいろな事ができてとても楽しいです」とおっしっていましたが、その「楽しい仕事」で、どのような成果をあげたのか、区民には何も説明されないままです。
新しい副区長も国際交流のために韓国視察に行かれるのでしょうか。そして、前の副区長の轍を踏んで、中野区がどんなところかを知ったころ頃に、国土交通省に帰られるのでしょうか。
私は助役的な要素の強い副区長であるのなら、1人で十分であると考え、2人目の副区長の同意案件に反対しました。無所属3人と共産党が反対しました。
「選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書」
「選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書」が自民党の議長を除く14人から出されました。中野区の意見として政府に対し、「選択的夫婦別姓制度」を導入しないように求めるものです。意見書の内容は、国家の基礎的単位である家族の絆の問題を懸念すると言うものです。
無所属の若い女性議員 いながき氏、つぼい氏もこの自民党の意見に賛成しました。いながき氏は中野区議会に日の丸を掲げることを求め、「中野サンプラザで行われる成人式に日の丸がないのはおかしい」と指摘した議員です。
この案件に公明党は反対しました。自民党と無所属の2人が賛成しましたが、結果、賛成少数で否決されました。
他、「民主党政権の理念なきばらまき政策を中止する」などの意見書は自民・公明党の賛成多数で可決されました。