1日目のテーマは「地域主権のもとで、自治体にこんなことを期待する」と言う内容で、専修大学の晴山一穂教授の記念講演、次いで、一括交付金の問題、まちおこし、保育制度、反貧困と自治体行政と言う順番で4人のパネリストがリレートークを行いました。
リレートークの最後に話したNPO法人「やもい」の湯浅誠氏は、「国民と行政の間には通訳がいる」「地方分権と言うが、こんな自治体にまかせて大丈夫なのか」など、私が常に感じている想いを話されました。一人の国民が国や地方自治体にぶつかってみて、初めてあまりにも現実とかけ離れた構造やシステムであることに驚く。多くの人が「変える」動きをしなければ、自分たちの想いは全く届かないと言う話をされました。
今の中野区も同様です。きちんと住民の立場で主張できる議員、審議会の委員など、住民に近い立場の人の存在がもっと多くならなければ、住民の声は役人に届きません。
会場には、930名もの議員や職員などが集まり、これから自分の属する自治体で何をすればいいのかを考えながら講演に耳を傾けていました。
湯浅誠氏 講演
