厚生労働大臣ながつま昭と語る会
厚生労働大臣のながつま昭氏の国政報告会が野方区民ホールでありました。区民ホールは満席でした。内容は、年金、子ども手当て、後期高齢者医療制度などの話でした。
質疑応答の場面では、区民から、今回の中野区の区長選挙に民主党が区長候補を立てる事ができなかったことを悔やみ、反省を求める声がありました。ながつま氏は民主党が候補者を立てられなかったことについて区民に謝りました。
現 田中区長は、自民・公明および一部の無所属議員から推されて区長になりました。区議会の場で、区長は度々民主党を非難する発言をします。私は、中野区選出の国会議員に厚生労働大臣がいるのですから、様々な問題について厚生労働大臣と一緒に取り組んで欲しいと思うのですが、区長は民主党のことを非難してばかりです。
そんな影響もあるのか、ながつま氏も中野区の事になると、口が重い様子でした。区民は各選挙の度に、その時ベストと考える候補者に投票します。中野区では、衆議院議員選挙では民主党のながつま氏が圧倒的支持を得、都議会議員選挙では4名の定員の上位2名が民主党でした。一方、区長選挙は自民党と公明党の推す田中区長が当選しました。国と中野区の間でもねじれ状態が起こっています。
来春には地方統一選挙が行われます。ながつま氏は現在、来春の渋谷区長選、渋谷区・中野区の区議会議員選挙の候補者を公募しています。
私は無所属の議員として政党の支持を受けず区民の声を議会に届けていますが、私と同じく区民の目線で「議会のおかしいところをおかしいと言える」議員が立候補してくれることに期待しています。
また、厚生労働大臣ながつま氏に対して、予防接種のワクチンへの助成を求める質問がありました。ながつま氏は、「ワクチンへの助成は検討するが、子ども手当を給食費や予防接種の経費に充ててもいいのですよ」と答えていました。ワクチン助成はもちろん検討しなければならない課題であると思いますが、子ども手当てをうまく活用してもらいたいと私は思いました。
会の終了後、出口でお会いしたながつま氏は、私の父の体調を心配してくださいました。初めて衆議院議員に立候補した時、我が家を訪ねて父と話して以来、いつでも父の事を気にかけてくださり大変ありがたく思っています。
ながつま氏は今回の講演の中で「高齢者が在宅で過ごせるような環境を作って行くことに取り組む」と発言されましたが、私の今の一番の課題は、高齢者を抱える在宅介護者の心からの叫びです。真の現場の状況をながつま氏に伝えていきたいと思っています。