江原小学校には3つの校庭があります。土の庭園の中に多様な植物と池があり、タイヤを登っていく遊具等のある校庭、芝生の校庭、運動ができる一般的なグラウンドの3つです。
私の地元の北原小学校では、校庭を芝生化したことによって、児童が遊べない日や遊べない種目、運動があり、私は9月の決算特別委員会で、校庭の芝生化について質問しました。しかし、校庭が芝生化されてもこのように子どもへの運動制限がない学校もあるのです。
しかし校舎の中を見て驚きました。カーテンは裂け、図書室の机はボコボコに傷ついて、机の上で字が書けません。副校長先生は、「今度統廃合になる学校の必要なくなったカーテンを貰らえるといいのですが、子どもたちには当分我慢させることになります」とおっしっていました。統廃合になった学校から職員たちが自分たちで調達してくるそうです。
子どもたちに必要な学校の備品も買うことができないのが、今の中野区の教育現場の状態です。あの裂けたカーテンを見ながら勉強する児童はどんな気持ちなのでしょうか。
学校の入口に広がる芝生と、色落ちし、ずたずたに裂けたカーテンやぼこぼこで字が書けない図書館の机は、好対照に思えました。校庭の芝生化に力を入れることも1つの教育環境の整備ではありますが、教育委員会や、芝生化を推進する多くの議員たちにも、教育予算の優先順位を考えて欲しいとつくづく思いました。
↑芝生と校舎