お寺、お墓、小宴と何度も場所を移しての多忙な会でしたが、多くの皆様が参加してくださいました。親戚、友人、主人の会社の方、仕事関係の方、事件当時の刑事さん、弁護士さん、33人もの方が参加してくださいました。
私がいつも忙しくしていて、多くの方が主人を思い、命日にいらしてくださるのに何もできずに6年もの月日が過ぎてしまいました。この七回忌に、皆さんと主人の話をしてゆっくりした時間を過ごせたら嬉しいと思い企画した七回忌でした。
小宴ではパソコンのキーノートを使い、主人の生前の業績、事件の経過、その後の取り組み等をスライド紹介しました。生前の主人に関わった方々が代わる代わる、主人が一生懸命働いていた姿をスピーチしてくださいました。話しながら涙する方もいらっしゃいました。本当にいつまでも主人を愛してくださりありがとうございます。私たち家族のことを6年間支えてくださった皆様、ありがとうございました。
被害者は月日が経っても何も解決しないままつらい日々を送っているのに対し、「刑」の中で反省の気持ちもなく過ごしている酒井裕、坂本亮、高橋佑介、沢田将基、斎藤掲礼、緒方剛。また、事件直後の裁判が始まる前には列挙して詫びに来たにも関わらず、最短の「6年」の刑を終え、仮出所してくる時期になっても、被害者に詫びることなど考えない犯人の親たち。どこまでも自己中心であり、ひどい人間たちであると、主人の事件を知る人たちは皆呆れていました。私は、この犯人たちが心から主人と私たち遺族や関係者に対して詫びる日がくるまでは、多くの人に、酒井裕、坂本亮、高橋佑介、沢田将基、斎藤掲礼、緒方剛、それぞれ本人と彼らの家族の非情さを訴えていきたいと思っています。今回初めてこの6人の犯人の名前を聞いた方も何人もいました。どこかで彼らの友人や親族に会うことがあるかもしれません。現在、刑事犯の再犯率は30%です。反省無くして再犯は無くならないことを社会で共有していきたいと思います。