私も「誰も希望者がいなければ何かやらなくては」と考えていたのですが、「近藤さんは大変だから。」と言って、仕事をしている私、主人を殺されてしまった私を気遣ってくれました。皆さんも何回も役員をやっていて大変なのに、有難いです。毎回やってくださるメンバーは決まった顔ぶれです。だからと言って働いているお母さんは昼間の時間、学校に来ることはできません。でも外で働いていないお母さんに負担がかかりすぎるのも良くはありません。
隣のクラスでは1つの委員が決まらず、気まずいムードになってしまったそうです。保護者同士が気まずくなってしまっては何のためのPTA活動なのか?と思います。これはPTA委員決定の度に感じる思いです。
中野区は基本構想を策定し、今まで行政がやってきたことを区民に担わせていく方針です。子どもを育てている保護者も重要な行政の担い手です。PTAの役員選定ひとつ見ても、行政としてやっていた活動を区民の自己責任でやっていくことの難しさをつくづく感じます。
私は厚生委員会や、地域の団体の役員の方とこのことを話すときに「地域活動の中でも必要なものとそうでもないものの整理をしていかないと全て担い手が見つからず、子どもたちにとって本当に必要な活動ができなくなってしまっては、本末転倒だと思う」と何度も発言をしています。保護者がPTA 活動、地域活動で忙しすぎて、子どもたちを置き去りにしてしまうのであれば、どんな良い取り組みを考えても意味はありません。