子ども文教委員会
東日本大震災の影響で、中野区の子ども文教委員会管轄の事業にもさまざまな影響がでています。それらの報告を受けました。
中野区所有の「常葉少年自然の家」は被害を受け、また福島第一原子力発電所の緊急時避難準備区域が設定されている30キロ圏域に接近しているため、利用は休止されます。中野区の小学校・5・6年生は常葉と軽井沢に移動教室に行っていましたが、今年度は2学年とも移動教室は軽井沢となりました。小学校6年生で行っていた岩井臨海学校は中止になります。また中学2年生の移動教室で常葉を使っていましたが、今年は別の所へ日帰り移動教室となります。
災害の影響とはいえ、子どもたちの生涯の思い出となるような行事が中止や縮小されてしまうのは残念です。大会派の委員からも今後の慎重な検討が求められました。私も「危険」と言うくくりで様々な子どもたちの行事が削減されて行ってしまうことに危惧している旨を伝え、できるだけの行事の遂行をお願いしました。
また、学校支援ボランティア制度の創設の報告がありました。
学校教育活動(教科・行事の補助、本の読み聞かせ等)や学校環境整備(花壇・芝生の手入れなど)の支援に、学校と保護者以外の様々な大人が学校に入って行っていく制度です。学校とボランティアのコ―ディネート役は次世代育成委員が担います。
「コ―ディネーターを次世代育成委員が担うことが疑問である」「これまで自然の流れで学校と地域で行ってきたものを制度として作る意味がない」「全校でやることに無理がある」など、各委員から多くの質問が出ましたが、決めてしまったことは不備だらけでも始めてしまうのですから、困ったものです。
杉並区の和田中学校が民間から藤原校長を招き、強いリーダーシップの元で新しい制度を始めたように、まずは1校から始めて、成功後に他の学校に広げて行く方が良いと私も考えます。奥田議員から「パイロット校を作ってみてはどうか」との提案がありました。全くその通りだと感じました。
同期議員副議長のお祝いの会
夜、私たち19期の議員が集まり、同期の公明党の久保議員副議長就任のお祝いをしました。19期は自民党4人、公明党1人、民主党1人、無所属2人の計6人で、今期3期目です。3期、1人も落選せずに現在に至っています。同期にはもう1人共産党の小堤勇議員がいたのですがご病気で2期目にお亡くなりになりました。穏やかでとても優しい方だったので本当に残念でなりません。
自民党の4人は、それぞれが委員長や党の要職に付き、議会の中でも存在感の大きい方たちです。副議長の久保さんは今や先輩の梁川議員と共に公明党の大黒柱です。民主党の酒井議員も子ども文教委員会の委員長と委員長を務めています。
会派の大きい順で全てが決まっていく議会運営の中で、無所属の私は要職にもついていませんし、副委員長等の職の新人議員より手当ても少ないです。会派に属さない選択の格差を痛感しますが、どこにも属さないから伝えることができる区民の声の大切さをしっかり認識し、1議席の存在を果たしていきたいと思います。