9.11 十年の軌跡展
10年前の9月11日、NYで起きた同時多発テロでご家族を亡くされた住山一貞氏が中心となり、被害者の方の活動をまとめたミニ展示会が中野区の勤労福祉会館で行われています。テロ攻撃の直後のニューヨーク市内の写真から、昨年行われた追悼式の「花のプール」の写真など、10年間の思いをこめた作品が展示されています。
住山さんと私は、被害者の会でご一緒に活動させていただいていますが、住山さんは同時多発テロでご家族を失った日本人の遺族としても、日本側の代表的な立場で、アメリカの政府とのやり取りなどもされてきました。この中野の軌跡展の後は、別の場所でも展示会を開き、その後、NYで開かれる同時多発テロ10周年の記念行事にも参加されるということです。
私が会場に訪れた時、住山さんは、一般の見学の方以外に、新聞記者、NHKのディレクターなど、マスコミの対応に追われていました。中野区は、犯罪被害者等の窓口もあり、被害者支援に力を入れていますので、住山さんも中野区でこのような展示会を開いてくださったのだと思います。中野区を会場として、マスコミも注目するような取り組みが行われていることは、被害者問題に取り組んでいる私としてもうれしく思いました。
9.11 十年の軌跡展
期間 8月25日(水)~30日(火)
11時~19時
(30日は14時終了)
場所 中野区勤労福祉会館 (03-3380-6946)
1階 展示コーナー
(中央線中野駅南口下車 左折し線路沿いに東へ、最初の道を右に入る)
花のプール