本会議
今日から31日間の第3回定例会が始まりました。
5人の一般質問があり、その後、先議の議案審査がありました。
私は子ども文教委員会に出席しました。
議案は、平成22年度の小学校教師用指導書の購入についてです。
平成23年度から採用された小学校教師用指導書2612冊、2385万2千円の購入に当たり、本来2000万円以上の契約は議会議決が必要であったにも係わらず、議決なしで購入していました。
文教委員会で教育長が謝り、担当の副参事がその理由を説明しました。その理由は「中野区契約事務規則」にある「金額に制限を設けないで教育委員会事務局次長に委任する契約」という項に当てはまると勘違いしてしまったと言うことです。
他の委員からは手が挙がらず、ほぼ私1人で、以下のような質問をしました。
・副参事→事務局次長→副区長→区長と、契約に至る各段階の皆さん全てが勘違いしたのか。
・副参事、事務局次長は毎年のように交替するが、契約の引継ぎはなかったのか。
・ 前回の契約はどうなっているのか。
区側は、申し訳ないと謝り、「チェックできなかった。前回の記録も無くなっていた」との返事です。
私は、前回の記録がないのでは、過去の購入方法も間違っていた恐れがあると考え、「監査を擦り抜けてしまっているのではないか」と尋ねました。
すると、自民党の議員が、委員会を休憩にして、「今の近藤さんの発言は監査に失礼な発言であるので、議事録から削除するように」と発言されました。監査に失礼にあたることを言った覚えはないのですが、私の発言は削除されることになりました。
これは、議会での議決を経てからしか購入できないことになっている動産(今回は小学校教師用指導書)を、昨年度、議決を経ないで購入してしまったものです。私は、過去にも今回と同じように議会の議決を得ていなかった可能性はないかを問うたのですが、区側は「過去の書類はない」との一点張りで、謝罪するだけです。2000万円という金額の扱いが規則通りできない状態はいかがなものでしょうか。一方では、少ない教育予算の中で、公立学校の先生や子どもたちが、どれほど我慢をして備品等を使用しているかも考えて欲しいと述べました。
結局、自民党の議員から、「この議案は、まだ結論は出せない」との意見で、ひとまず保留になり、10月14日にもう一度審査することになりました。私は、もう1度、決算特別委員会の総括質疑で質問をするつもりです。
区民の皆様のご意見はいかがでしょうか。