中央中学校 人権講演会
今年度、中野区の公立の中学校では、NPO法人レジリエンスによる、人と人とのより良い関係を作るため「デートDVを考える」と言う授業を行っています。
「恋愛が全てではない」「尊重があればコミュニケーションしやすい」「もしあなたの家の中でDVが起きていても、あなたに責任はありませんよ。」等、コミュニケーションの持ち方を教える授業です。中学生にコミュニュケーションの方法を教える必要性を感じて、民間の団体に委託して始めた事業です。
生徒たちは目を輝かせて、講師の話を聞いていました。彼あるいは彼女との付き合い方、それさえも習わないとうまくできない時代なのでしょうか。男子生徒と女子生徒を前に出てきてもらって、短い会話をさせます。彼女がコーヒーにお砂糖をいれた場面です。「そんなに入れるなよ」「いいじゃない」「良くないよ」という会話から、束縛や支配すること、逆にさせられることが、相手がどんな気持ちになるかを学ばせます。日常どこにでもある行動からDVの被害、いじめの被害をなくすことを学ばせます。
専門家による目先の変わった授業に、生徒たちは大きな興味を持つようです。授業が終わって学校から出てきた男子生徒に会ったので、「彼女を大切にするのよ!」と声をかけると、「おお!」と照れることなくイエスの返事が返ってきました。