子ども文教委員会
前回から継続になっていた2つの陳情の審査を行いました。
「給食から受ける子どもの内部被ばくを防ぐ対策について」の陳情には、前回同様に委員会室に入りきらないほど傍聴者が集まりました。私は陳情者質問と理事者への質問をしました。
「区民が少しでも安心できるように、少ない回数でもサンプリング調査ができないか」と確認しましたが、「国の基準がはっきりしていない段階での調査はできない」との答えでした。結局、他区の事例も確認してからと言う事になり、陳情はまた継続審査になりました。
「給食牛乳に『パス乳』を使用して頂くことについて」の陳情は、パス乳からセシウムがわずかですが検出された報道があったこと、供給の安定性の面、価格等考慮すると、今の段階で、学校給食、保育園給食をパス乳に切り替えるのは無理があるとの判断からこの陳情は不採択となりました。(「パス乳」・・パスチャライズド〈低温殺菌〉製法で作られた牛乳)
所管事項の報告では給食費が10年ぶりに値上がりする報告がありました。現行の公立学校の給食費は以下です。(一食単価)
小学校低学年230円
小学校中学年250円
小学校高学年270円
中学生300円です。
給食食材の価格上昇もありましたが、安価な食材を使い、果物などは給食に出せない状態だったそうです。加えて福島第一原子力発電所の事故以来、これまで以上に食材には、安全・安心が求められています。一食にあたり15円ほどの値上げで給食の質が保たれるのであれば、この値上げはやむをえない私は思います。しかし給食費未納対策にはしっかりと取り組んでいただきたいと申し上げました。