中野区の「成人の集い」がサンプラザで行われました。
区の成人の集いは、その年成人を向かえる新成人たちを実行委員として募集し、会の企画から、運営までを担って行われます。今年成人式を迎えた我が家の娘も実行委員を務めました。
中野区では成人の集いにほとんど予算をかけないので、よほど何かツテでもない限り、若者が喜ぶような人気のある芸能人を呼んだりすることはできません。それでも新成人の手作りの成人の集いは、今の若者たちの夢や実力を見ることができ、お金をかけて有名人を招くよりもよかったと思います。和太鼓の演奏・式典・公募の新成人の青年の主張・クイズ・アカペラ四重奏・全員合唱のメニューは、多くのイベント慣れしている新成人たちには少し物足りそうでした。しかし、たまたま実行委員を引き受けたわずか7人のメンバーは、それぞれ忙しい生活の中で、何度も打ち合わせを重ね、がんばって自分たちの成人式を作り上げてきました。
自分たちの成人式をいかに楽しいものにするかは、多くの参加者にかかっていることを次の新成人に伝える仕組みが必要であると感じました。子ども文教委員会でも提案していきたいと思います。
夜、新成人の親の有志たちでささやかなお祝いの会をしました。自分の子どもたちの小学校時代あるいは中学時代、子育てに悩み、皆で困難や苦労話を分かち合って歩んできた保護者たちにとっては、子どもたちが元気に20歳を迎えた喜びはひとしおでした。
新成人を迎えた子どもたちを、二十年にわたり支えてくださった皆様に感謝の気持ちで一杯です。