中野区では、「商店街支えあいポイント制度」を構築する予定でした。これは、高齢等で支援を必要とする人を手伝った人にポイントが付き、その貯まったポイント数に応じて、加盟している商店街で買い物ができると言うシステムです。
しかし、今日の委員会で、事業として完成せず取りやめになる説明がありました。
前回の委員会でも、このポイント制度については、「今年からやり始めるにはあまりにも乱暴である」と超党派の議員から多くの意見がでていました。
しかし、この事業は10カ年計画の3大重要政策に掲げられた施策です。突然取りやめになったことに多くの委員は驚いていました。
先日の商店街の新年会で私は、「すでに独自のポイント制を始めている地元の商店街にとっては2重のポイント制となり、大変負担になりますが、ポイント制度を実践している先輩として、この『商店街支えあいポイント制度』をよい制度とするために、ぜひ皆さんのお知恵を貸していただきたい」という趣旨の発言をしました。それが、事業開始半年前に突然取りやめの決定です。
私は「制度設計があいまいなまま事業を始めようとしていたため、商店街の皆様に負担をかけた。制度を構築する前の調査、準備が不足であったのではないか」と質問しました。職員の答弁は「他区を調査したりした。準備不足ではなかった」と言うものでした。
私は、さらに「では、準備万端で打ち出した事業が、事業開始半年前と直前になって達成できませんので廃止にするというのは、中野区の行政の仕事があまりにもお粗末ということではないか」という趣旨の発言をしました。
そして、「制度構築があいまいなまま税金を投入し、事業を始めてから中止となるよりは、現段階での事業の廃止は、区民に与える混乱は少なくてすんだが、もっと早い段階で、この事業の課題が多すぎることに気づくべきであった」と申し上げました。
四水会(区民の勉強会)
毎月第4水曜日に区民の有志の方が集まる勉強会に出席しました。
昨年12月5日号の区報で、「来年度の事業の見直し」として、高齢者福祉センターの廃止が計上されていました。これを受けて、高齢者福祉センターの存続を願う主催者の方から、「近藤さんから議会の経過を聞きたい」とお電話を頂き、私も参加することになりました。
中野区にある4つの高齢福祉センターのうち、3つのセンターから、やよいの園運営委員会委員長、松ヶ丘運営委員会委員長、堀江高齢者センターの利用者の方が出席されました。それぞれの方から各センターの活動等を伺い、高齢者福祉センターが高齢者の大事な居場所となっていることを確認しました。