○第6号陳情 「給食から受ける子どもの内部被ばくを防ぐ対策について」は昨年から2回の継続審査となっていました。
今回、東京都で5台の測定器を購入することが決まり、中野区の経費負担なしに、検査体制が築ける方向になってきたこともあり、全会派一致で趣旨採択となりました。
東京都の動向で、まだどのような体制になるのかはわからない状態ですが、子どもたちの給食を心配する保護者の思いは、まずは区に届いたかたちとなりました。
その他で10件の所管事項の報告がありました。
○「今後の校外施設のあり方」の報告で、小中学校の移動教室に大きな変化がありました。
今年度から中学校2学年の宿泊行事が無くなりました。ある委員から、「中学校2年生は、友達もでき、時間的余裕もあり、多感な時期である。その時期に友達と宿泊ができる行事が無くなってしまって良いのか」という趣旨の質問がありました。私も同感でした。
平成23年度体系 平成24年度から
学年
小学校5学年 移動教室(常葉・軽井沢) → 移動教室(選択制)
小学校6学年 移動教室(常葉・軽井沢)・夏季学園(岩井臨海)→ 移動教室(軽井沢)
中学校1学年 夏季学園(軽井沢林間) → 移動教室(選択制)
中学校2学年 移動教室(常葉) → なし
中学校3学年 修学旅行(関西方面) → 修学旅行(関西方面)
○ 中野区立の全図書館に指定管理者制度を導入し、図書館から区の職員は引き上げることになりました。ある議員から、「図書館長も民間人になってしまうのでは、知的資産への区としての責任、問題点が多い」との質問が出されました。
図書館サービスの質的向上、業務運営の効率化などを検討した結果、指定管理者制度を導入し、民間にその運営を任せることを決めたということです。
私は「区の職員から民間事業者に代わるとどのようにサービスが充実するのか」と質問しました。これに対する答弁は「図書館資料の発注・納品期間の短縮等によって利用者は迅速なサービスが受けられる」「民間が持つネットワーク、書籍の確保の量など、民間事業者は安く、早く、良い仕事ができる」と言うことです。
職員は、公務員よりも民間のほうが良い仕事ができると言い、指定管理者制度への移行を進めていますが、民間事業者が安価で良い仕事をする半面、高給を貰う公務員の賃金に見合う仕事はどんどん無くなってきていると感じました。
その他に「中野区立小中学校における特別支援教育推進のための方針」などの報告がありました。