残された遺族の悲しみが今の私には誰よりも分かります。自分の家族は死ぬはずなどなかったのです。でも突然殺されてしまったのです。何も悪いことをしていないのに。どんなに謝られても死んでしまった人は帰ってこないのです。犠牲になった人が、どんなに無念だったかを理解して、その人を殺してしまったことがどんなに大変な罪であるかを理解て、謝って、謝って、心から謝ってもらわなくては犠牲者の遺族は悲しすぎます。
こんな悲しいことが次々起こるのに、誰も責任をとらないこの国は、これから益々ひどい国へと向かう気がします。
GWは子どもたちのお友達がたくさん家に来ています。毎日10人ぐらいの子どもが集まり大騒ぎです。どの子も大きな声で騒いでいますが、主人のお骨の前では自然と手を合わせてくれます。皆、うちの子どものお父さんが会社の元上司の酒井裕に殺されたことを知っています。大きく壁に張られた主人を殺した犯罪者たちの名前、酒井裕、坂本亮、高橋祐介、沢田将基、緒方剛、斉藤揚礼を指差し、決してこういう大人にはなってはいけないことを伝えています。
5月11日(水)午前10時から12時 東京地方裁判所(裁判部 5部、531号法廷)で主人を拉致監禁した沢田将基、緒方剛、斉藤揚礼の2回目の公判です。