群馬県の「ぐんま男女共同参画センター」で行われた群馬県の研修会に講師として呼ばれ、講演しました。群馬県の約20の自治体の担当者と教育委員会、支援センター、警察など60人以上が集まりました。
私の講演に続いて、中野区の犯罪被害者等相談窓口の担当職員が中野区の事例を紹介しました。続いて内閣府の参事補佐の松尾氏が国の施策、取組を話されました。
この研修会は、日本中の自治体に被害者支援の取り組みを広げて行くための内閣府の取組の1つです。
午後は、大分県立看護科学大学准教授関根氏の講演、被害者支援センター「すてっぷぐんま」の相談員等の講演、自治体の方々によるグループ討議がありました。
群馬県では、今年のゴールデンウイークに関越高速道で観光バスによる大事故が起こりました。その時の悲惨な状況、支援の状況などを聞くことができました。犯罪や事故には、自分の住む自治体で遭うとは限りません。自治体間で支援の連携が取れることが重要です。皆さんから、私の講演と中野区の取組みが大変参考になったと言葉をいただきました。私自身も、いつ起こるかしれない大事故への支援方法を構築していくために、関越バス事故の状況を聞くことができたことは大変参考となりました。
群馬県は25年前の日航機墜落事故、今年の関越のバス事故と大きな事故を経験されているため、被害者等支援策の構築に真剣です。私は、事故や犯罪はいつどこで起こるかはわからないので、こういった研修会を他の自治体でも、積極的に取り入れていくことが必要であると切に感じました。