昨年に引き続き、和光大学の学園祭で「犯罪被害を考える」取組、「犯罪被害者の声を聴く、犯罪被害について考える」講演会がありました。社会政策のゼミの学生による企画です。被害者の会から私を含め2人、常磐大学で被害者学を学ぶ学生の計3人が講師を務めました。また、東京新聞の記者も「興味深い企画だ」と言って同行しました。彼女は、常に被害者に寄り添い、その後の生活も見守っています。
喫茶や売店、音楽演奏など楽しいイベントが多い学園祭で、このような社会問題を考える企画に興味を持つ学生の数は多くはありませんが、話を聞いてくれた学生たちは、聞く前とは態度が変ったことがわかりました。「これからの社会を作っていくのは自分たちである」、「自分たちにもできることがあるのではないか」大きな拍手から学生たちの思いが伝わってきました。
講演を聴いてくださったメディア学科の准教授と新聞記者とのやり取りも、学生にとって有意義な体験であったと思います。

