大阪府豊中市にある「さくらさくほいくえん」は、園児が公園に遊びに行っている午前中の2時間、別の未就学児のための親子広場となります。保育園児が公園に行けない雨の日はお休みです。
約10組の親子が楽しくゲームをしたり、歌ったりしている中に参加させていただきました。親子1回の参加料は500円です。
この「おやこひろば」を開いている柳谷さんは、幼い頃に性暴力にあい、また息子を虐待した経験を持つ女性です。被害者と加害者の経験を持つ彼女は「子どもは泣かせていいのです」「良い子だね。生きているだけでいいんだよ」と言って、若いママたちの相談を受け、一緒に子育てをしています。そんな彼女に会いたい親子連れが毎日この保育園の親子ひろばを訪れます。
保育園の空き時間の有効活用、そして命と向き合う柳谷さんの事業を拝見したく今回の視察の1つに加えました。
豊中市役所 「コミュ二ティソーシャルワーカー事業」視察
大阪府で2004年度から配置しているコミュ二ティソーシャルワーカー事業の説明を受けました。
1人暮しの高齢者の家がごみ屋敷のようになってしまっているなど、地域の問題を解決するため、中学校区単位で1人コーディネーターを配置し、毎日、多くの相談を受け、行政とのつなぎを行う事業です。
中野区では高齢者問題は、すこやか福祉センターが相談を受けることになっていますが、各方面の分野に渡る問題に関して、総合的に解決に動ける部署はありません。このようなコミュ二ティソーシャルワーカー事業があれば区民は大変ありがたいと思います。