緑野中学校で行われた「社会を明るくする運動」に参加しました。
東京保護観察所総括保護観察官武田玄雄氏と啓明小学校橋浦義之校長先生の講演の後、緑野中吹奏学部による演奏がありました。
武田氏は犯罪からの立ち直りを支えていく「更生保護」の活動について、橋浦校長先生からは、「自己有用感を育てること」についてのお話がありました。会の終了後の反省会に私も参加させていただきました。
「社会を明るくする運動」は、毎年、地域社会に向けて、加害者の更生、再犯防止を呼び掛ける運動と言う意味合いが強いのですが、今回は、小学校の校長先生から、日常の子どもたちの健全な育成こそが犯罪予防に重要な意味を持つことに繋がっていくことを多くの保護者に聞いてもらう取り組みとなっていました。まさに加害者を生まないことに取り組むことこそ「社会を明るくする運動」です。私はこの地区の保護司の方の取り組みを高く評価させていただきました。
7月号の「保護司会便り」には、中野区の犯罪被害者等支援の取り組みも掲載されていました。63年もの長い間、保護司会の活動は、加害者の更生ばかりを取り上げてきましたが、被害者の存在も地域で支えて行かなくてはならないことに気が付いた中野区の保護司の皆様は、全国でも先進的な存在であり、素晴らしいと思いました。