長野県佐久市にある知的障害者更生施設「緑の牧場学園」を見学しました。
お盆の時期で、家族が迎えに来て自宅で過ごす方もいて、入居者はいつもよりは少ない状態とはいえ、大勢の入居者と支援専門員が生活をしています。緑に囲まれた広い場所で、畑作業、しいたけ栽培、木工作業、パン作りなどをしています。散歩をしながら地域の方とふれ合い、楽しそうに過ごしている姿も見られました。職員の方によると、皆さん散歩が大好きで、スタッフの方がへとへとになり、やっとついて行くことも度々あるそうです。緑豊かな場所でのびのびと過ごせる皆さんは幸せだと思いました。入所を希望する方は多く、常に入所待ちの状態であるそうです。
つい最近、知的障害を持つお子さんを持つお母様にお会いしました。私は彼女に夏休みの予定等を伺ったのですが、「あの子と一緒に出掛けると大変だから、どこにも行けないのよ」と笑いながら話されました。多くの方が家族旅行や帰省をするこの時期、家族だけの力では近所のファミリーレストランに行くこともままならない方たちが多くいることに思いをはせました。
この学園を初めとして、障害者の更生施設にはショートステイの整備もあります。来年のお盆には、日々介護をしている人たちが少しでも休みをとれる夏休みにできないかと考えました。