視察二日目。今日は電車で総社市に移動し、総社市の新生活交通「雪舟くん」の説明を聞きました。「公共交通空白地帯の解消」、「高齢者等の移動手段の確保」、「行政コストの見直し」を図るために取り入れたデマンドシステム(乗合バス方式)は、年々、高齢化が進む中、行政コストを抑え、且つ、高齢者の介護予防に貢献していると言うことでした。
中野区とは道路事情や人口が違いますが、高齢者の足として「中野区ではどのような交通体系が考えられるのか」の参考になりました。私は高齢者を抱える家族の視点から、職員にいくつかの質問をしました。これは倉敷市でも問題となっている視点であり、良い質問であったと言っていただきました。
乗合バス「雪舟くん」の概要
1.運営主体 総社市
2.運行事業者 タクシー事業者5社及びバス事業者2社
3.運行方式 原則 ドア・トゥ・ドア
4.車両サイズ 10人乗り(4台)
8人乗り(5台)
5.運行エリア 市内全域
6.運行曜日 平日のみ
7.運行時間帯 午前8時便~午後4時便
8.運行ダイヤ 行き便 1時間ごと
帰り便 1時間ごと
9.運賃 1乗車 300円(減免措置あり)
10.利用対象者 総社市内に居住されている方(登録制)
11予約期限 1週間前から1時間前
雪舟くんの登録率は人口比21.4%です。現在、総社市にはなくてはならない市民の足となっています。

社内搭載機器

オペレーター
