メンバーは、各会派の幹事長です。議員数が多いので自民党は2名参加です。この会議の中で、議長、副議長、監査委員、各委員会の委員長、副委員長等が決められ、最終的には本会議で決まります。ほとんど全てが、数の多い政党が優位な仕組みとなっています。この会議の内容は、参加できない他の議員は傍聴さえできません。
交渉団体代表者会において、無所属の部屋割りがすでに決まったことが先週末。区議会事務局から伝えられました。
議員の部屋割りは1人当たりの面積7.71㎡×人数、面積は基準となる数字があり、大会派から部屋が決まっていきます。(自民党の場合13人なので100.23㎡)
すべて大会派が決めるのですが、かつては無所属議員にも、部屋割などのプライベートな部分に対しては、少しばかり配慮があったと聞いていますが、今回は、希望を聞かれることも全くなく、「決定しました」と報告がありました。
そして、その内容は、ひどい物でした、
議会の中で洗面所がない部屋が1つだけあり、そこに無所属の女性2人の議員が割与えられる。そして、1人だけ個人的にお願いをした議員だけが、洗面所もあり、部屋も明るく、一緒になりたい人の希望まで叶えると言う配慮がされていました。私は、議会として、どの議員に対しても公平で、且つ、常識的な配慮を求めました。
私が「新人の男性議員が洗面所の無い部屋と替わっても良いと言ってくださるので、女性無所属2人の部屋と替わっても問題がないのではないか」と言うことを提案したところ、「新人議員(男性)を自分が使いたくない部屋に入れてしまうのはひどいな~」と言われました。しかし、「洗面所が必要である」と言う女性議員に、「あなたたちには洗面所など必要ないだろう」と言うこと自体は、別にひどくはないと感じているようでした。
政治の世界は数が全てですので、残念ながら無所属の議員には、議会運営に対しての力は全くありません。しかし、中野区議会の男性議員が、特別な規則が無いところでも、公平で、女性へも配慮をしていただきたいことをお願いしました。
結局、全ての会派の皆さんから理解を示していただきました。2人の女性議員の部屋は、洗面場と鏡、窓もある場所に変更されました。
話し合える場さえ持てれば、大会派の男性議員でも、少数派への理解や女性への配慮もしていただける方たちであることが分かり良かったと思いました。