保護司をはじめとした地域と国が協力をして行う全国的な更生保護の運動は、今年で65回目になります。今年は、地元の保護司から、学童期のお子さんを持つお母さんたちにもこの運動の趣旨を理解してもらえるように、中学生が加害者になるケースも多いスマートフォンやドラックなどの話がありました。
その後「小社会としての学校の役割」として地元の小学校長の話がありました。給食のお代りを通して平等の精神を学ばせる等、子どもたちは、学校で多くの出来事を経験して育っていきます。校長の話の中で、私は、「不登校の子どもに対して、学級全体の問題意識としてとらえるようにする」と言う言葉が印象的でした。仲間のSOSに気づく、仲間のために何かできることはないか考える等、1人の問題をクラス全体の問題と考えられる子どもたちが育って行けば、犯罪を起こすような人間にはならないのでしょう。この話を聞いて、学校は人間形成にとても大事な場所であることを改めて思い、先生方にはぜひ頑張っていただきたいと思いました。