私は、約350人の参加者を前に80分の講演を行いました。聴講者の中には、山口県警察学校の生徒たちもいました。若い、これから警察官として育っていく皆さんも、目を輝かせて、私の話を静かに聞いてくださいました。
講演後、山口県の他の市の職員の方がわざわざ控室に会いに来てくださいました。マスコミ3社からの取材も受けました。今回は仕事で来られないが、「ぜひ私に会いたい」と連絡をくださった方もいました。近年、どこの場所に講演に行っても、知らない方で「近藤さんに会いたい」と言ってくださる方がいらっしゃることに驚いています。被害者支援に取り組む私の活動内容を評価してくださっている方が、全国にいると言うことです。
その後、山口県犯罪被害者支援室主催の懇談会にも出席させていただきました。
「近藤さんのおっしゃる通り、加害者には、逮捕当日から食事が用意されるのに対して、被害者や遺族は自分で食べることから何もかもを自分たちでやっていかなければならない。あらゆる面で、加害者より被害者への支援は手薄いですね。」
「近藤さんのおっしゃる通り、住民のあらゆるサービスの窓口がある自治体が積極的に動いでくれるといいですね。」等、皆さんが口々に私の話の内容を高く評価してくださいました。
この講演で私が強調したように、今年度から被害者支援が内閣府から警察庁に移管され、警察と自治体との連携した取り組みはますます必要になってくると思います。