私は「認知症対策と推進体制について」と「子ども・子育て支援施策の今後の展開について」の項で質問しました。
認知症対策では、認知症早期発見のために、相談された方の意見を参考にしたり、我が家の高齢者の薬に関する例などをお伝えしながら、認知症専門医による認知症アドバイザー医、認知症サポーター医への研修を求めました。
また、子ども・子育て支援施策では、「児童館廃止後は地域の拠点がなくなってしまうが、育成団体のネットワークをどのように広げていくのか」「丸山児童館の廃止前も、(丸山に)児童館が無くなっても乳幼児親子の子育て環境は充実していくと言っていたが、現状では、乳幼児を抱えるお母さんたちは遠い児童館まで通わなくてはならなくなってしまった。明らかにサービスは低下してしまったが、現状をどのように考えているのか」と質問しました。
この委員会では、長い年月、介護と子育ての現場を持って生活し、議会でも質問を繰り返してきた私の質問に、理事者も委員も静かに耳を傾けてくれます。
委員会終了後、委員会の職員の答弁だけでは納得できず、職員から詳しい話を聞きました。
子どもたちの環境について、委員会での質問、職員との議論を経て疲れて家に帰る途中、偶然、子ども会のお母さん3人に会いました。雨が当たらないようベビーカーにレインカバーをして赤ちゃんを連れているお母さん。ベビーカーの中で眠る赤ちゃん。この子たちが小学生になる頃は、遊べる場所は小学校の中しかなくなってしまうのでしょうか。少子化と言いながら、子どもたちがのびのび遊べる居場所を無くしてしまう区の考え方にはどうしても納得がいきません。
私は、力及ばず、赤ちゃんたちとお母さんに対して申し訳ない気持ちになりました。