この病院でも2,3日後には、療養病棟に移されます。
私には2人の高齢の両親がいます。父は転倒してけがをしましたが、90歳と高齢でもケガだけでは入院させてくれる病院はなく、「入院したい」と言う父とさんざんいろいろな病院を巡りましたが、けがが治ったころにショートステイに預けるしか、父が安心して休める場所はありませんでした。
また、普段老人ホームで暮らす母は、インフルエンザになり、高度急性期病院に運ばれ、今日一般病院に入りましたが、すぐに療養病棟に移されます。医療費で賄われている病院には点滴などの行為だけでは入院していることはできず、父のような自然回復で治るけがでは入院することすらできませんでした。父の病院探し、通院、けがでお風呂に入るのも不自由な老人をお風呂にいれる作業、たくさんの処方されている薬を飲ませること、けがの消毒等、ヘルパーさんの時間だけではとても足りず、どうして良いのか途方にくれた数か月間でした。何とか父を受け入れてくれるショートステイを見つけましたが、かなり高額となりました。それでも介護は在宅で。入院は極力少なく。これが国の方針です。本当に高齢化社会は大変だと実感している日々です。