つるまき園は、定員12名の保育ルームで、区が設置し、民間が運営をしています。
区の職員と民間の運営会社の方にお話を伺いました。
新宿区では、以前から、小学校の校舎の中に幼稚園が併設されています。その同じ施設の中に、待機児童解消対策の一環として、3か所の小学校に保育ルームが開設されています。
幼稚園と同じ建物内にあることで、幼稚園児が使用していない時は幼稚園の遊具なども使えます。行事なども一緒に行われているそうです。
つるまき園は、1歳児と2歳児のクラスしかありませんが、平成32年4月までに近隣の認可保育園の中で連携園の設定を予定しているそうです。小規模保育ルームのデメリットは、やっと保育施設に入れても、子どもが3歳になる前に、保護者は再度保育園を探す活動をしなくてはならないことです。新宿区では子どもが3歳になった時に別の園への移行がスムーズに行くような計画が立てられています。
中野区では、待機児童解消のために区内7か所の公園等の区有地にプレハブを建てて、2年間限定の保育施設を作ることを緊急に決めました。「2年後にその子どもたちを受け入れる園はあるのか」「プレハブとは言え、1園に3億円もの税金を使って建てる施設を2年で壊すのは、余りにももったいないのではないか」「公園近隣の住民はあまりにも突然の保育施設建設の知らせに納得できるのか」など、いろいろな課題を残したまま待機児童解消策が進んでいます。