議会の合間のたった1日の決算検討日を裁判にあて、二度目の意見陳述をすることは、本当に肉体的にも、精神的にもつらい作業でした。
お父さんを殺された子どもがどんなにつらく悲しいか、沢田の友達を知る人間が家に訪ねて来て、沢田たちが裁判で平気でウソを話していることを教えてくれたことなどを、私としてできる限りの力で、精一杯、裁判長、裁判官に訴えたつもりです。
ところが、この意見陳述の間も、沢田将基、緒方剛、斉藤揚礼の3人の致死犯たちは、表情ひとつ変えることなく、涙も流さずに座っていたと言います。(私自身は裁判官を前にし、彼らに背を向けているので、その表情は見られなかったのですが)
ここまで、「他人のことは知った事ではない」人間たち、感情を持たない人間たちを相手にするには、どうしたら良いのでしょう。彼らには、自分たちがぐるぐる巻きにして、苦しんでいる人間が死んでしまおうが、よその子どものお父さんがいなくなろうが、どうでもよいことなのです。人間としての感情をひとかけらも持たない冷酷な人間たちなのです。
意見陳述では、若者3人の親のことにも触れました。傍聴に来てくれたある人が、後で言いました。「もし、私が親の立場だったら、公の場所であそこまで言われたら、恥ずかしくて苦しくて立ち上がれなくなると思う。親たちからして、何も感じない人間たちなのだと思う」
今回は議会中であったこともあり、裁判の日にちを皆様にあまりお知らせできませんでした。それなのに傍聴に来てくださった皆様本当にありがとうございました。
意見陳述追加いたしました。
9月28日 意見陳述