一般社団法人東京都建築士事務所協会中野支部から、区役所・サンプラザ地区の整備にあたり区内の専門家集団が意見交換できる場の設定を求める陳情がありました。
区は、区役所、サンプラザ地区再整備事業に関して、民間事業者の協力、提案を踏まえながら検討を行ってきましたが、今まで区民が意見を言う機会はありませんでした。私は前期の建設委員会の時に、区が建設するかもしれない1万人規模のアリーナについて、「アリーナが本当に必要なのか、どうか。必要だとして、収容人数は5千人なのか1万人なのか。どの時点で区民の意見が計画に反映するのか」等と言う趣旨の質問をしました。区民不在のままで検討が進んでいるアリーナ建設や、駅周辺の街づくりに対して区民が意見を言える場の提供が必要であると以前から思って発言してきました。陳情者が傍聴に来ていましたが、私は「アリーナ建設等について区民が意見を言える場はどのような場があるのか」と質問しました。担当職員は、「意見交換会など以外に、意見があれば、聞くので、言いに来てください」と言う趣旨の答弁をされました。しかし、このような陳情が出なければ、中野駅前の開発をほとんどの区民が知らないうちに事業者と計画を進めて行く形になってしまうことを危惧しているのです。区民不在のままで議論されていけば、区が計画を発表した時、納得がいかない区民が大勢出ること等を申し上げました。
また、スタジアム・アリーナ改革推進事業の実施について報告がありました。
スポーツ庁が実施する「スタジアム・アリーナ改革推進事業」に中野区駅新北口駅前エリアにおけるアリーナ整備に係る企画提案が採択されました。この事業は地域版のスタジアム・アリーナ推進官民連携協議会を開催、スタジアム・アリーナの整備手法の検討を進めることを目的とした委託事業です。すでに11月の終わりに約470万円の補正予算が通っていますが、事業内容の報告は補正予算の通過後になっています。私は協議会のメンバーについて質問し、やはり区民不在で計画が進まないように区民のメンバーにどのような人が入っているのかを質問しました。