今日は本州最南端の和歌山県串本町で昨日同様の研修会を行いました。
ここ串本町には、日本とトルコの友好関係の原点となる実話があります。1890 年(明治23)大島樫野埼沖で、オスマン帝国初の親善訪日使節団を乗せた軍艦 「エルトゥールル号」が台風により座礁、沈没し587人が死亡しましたが、大島 島民は懸命な救助活動 で 69 名を救出しました。この献身的 救助活動はトルコで語り継がれ、イラン・イラク戦争時の1985 年、イラン脱出が困難となった日本人約200人を、ト ルコ政府 は自国民より優先して救出してくれました。危機に際し誰もが助け合う、時と空を超えた恩返しでした。
このような歴史に残る偉業を起こした方々の精神を引き継ぐ串本町で、私たちが作った被害者ノートを使い、被害者支援について中野区の取り組みを勉強したいと言って講師に招いてくださったことは、本当にありがたく、感激でした。
弘法大師の未完成品との伝説のある橋抗岩